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<2019年8月2日>


せっかくSNSで出会った学生とも
内定承諾まで縁がつなげなければ、採用は失敗。
相思相愛の採用を実現するために
綿密に設計している導線戦略とは?
 

 <インタビュアー:中尾ミカ>

 
 
 

◆前回インタビュー
SNSでインターン26倍、
会社説明会500人超!

インタビューを読む
 
 
 

内定(婚約)→内定承諾(結婚)に導く
『マリッジブルー戦略』

 
 
 
これはね〜、
『マリッジブルー戦略』というのがあるんですよ。
 
――『マリッジブルー戦略』!?
 
 

 
 
最初に言ったように、
就職って結婚相手を選ぶくらい大切で。
学生からしたら就職=結婚なわけです。
 
 
――だからマリッジブルーが起きる。
内定=婚約したら、嬉しい反面
「本当にこの人(企業)と
結婚(入社)していいのかしら?」
と不安になる、と。
 
そう。この心理を理解した上での策を
僕らは、通称『マリッジブルー戦略』と呼んでいるんです。
採用も結婚と同じく
『決まった瞬間に気持ちが落ちていく』ものなんですよ。
学生は、内定をもらった瞬間はうれしいけど、
日が経つにつれてだんだん気持ちが落ちてくる。
そこに、あとから別の会社から内定が出ると、
そちらに気持ちが揺らぐ。
つまり、あとから内定を出したほうが有利ということ。
 
とはいえ、あまりにギリギリでは、難しい。
だから、引っ張って、
そして内定を出したあとが重要。
週に3回は電話かメールを
月に2回は直接会いに行く、ということをやっています。
 
要は、学生さんは
「どの会社に行こうかな?」と悩んでいる時期ですから
接触回数を多くして、うちの会社を選択してもらうよう
気持ちをつかむわけです。
 
 
――なるほど。じゃあこれまで
「この学生さんに入社して欲しいな」
と思う人に出会えたら
この方法で気持ちをつかんできたわけですね。
 
はい。過去にこの方法で入社に至らなかった人は、
一人だけですね。
 
 
――すごい高確率!
こうなってくると SNS 活用は
関係あるのかなという感じですが(笑)
 
いやいや、この状況自体、
SNS にバンバン投稿していましたから。
 
 
――と言うと?
 
内定承諾をもらう前の学生さんと
会っている状況をアップしていたんです。
これに使ったのは Facebookだけですけどね。
「今日は会って、こんな話をしました」とか、
「今日は一緒に居酒屋で食事したよ。いえーい!」とか。
あとお父さん、お母さんにも会いに行きます。
 
 
――もう本当に結婚ですね。
 
結婚です!
 
 
――親御さんに会いに行くタイミングは?
 
これは内定を出してからです。
相手の意思がうちにかたまり出してきたな、
という時に行きますね。
 
 
――じゃあ完全なる YES(内定承諾) というよりは、
ほぼほぼYESかなあ、という時?
 
そう。要は親を巻き込む『巻き込み事故』を
起こすために行くんです(笑)。
全国どこでも行きますよ。北海道だっていくし。
 
 
――県外となると、住む場所を変えてでも御社に就職したい
と思ってもらわなくてはいけなくなりますよね?
今の学生さんって、自宅から通えるところで就職したいという
意見を持つ人が多いじゃないですか?
 
そうそう、多いです、多いです。
だから、住むところから何から、全て用意しますよ。
もうね、ほんと女性を口説くのと一緒ですよ。
1回2回で断られるのは当たり前。
でも30回40回言われると
『仕方ないか理論』が発生するわけですよ。
相手も諦めるんです。「こいつでいいか〜」と(笑)。
 
 
――こんなに愛してくれた人はいない!と。
 
そう! 
 
 
――その理論が立証され、
もうそんなにインターンシップは必要ないかも
という結論に至ったわけですね。
 
 
 
 

あくまでSNSは一つのツール
採用には採用の導線づくりが大事

 
 
――ここまで SNS 活用〜内定者の気持ちをつかむ〜
そして入社までという一連の流れまで
うかがってきましたが…
いやー、驚きました。
 
意外と戦略的に、会社説明会から内定、入社までを
戦略的に行ってるでしょ。
 
 

 
 
――はい。当たり前ですが、
SNSは一つのツールにすぎず、
そのツールを使ったからといって、
すべてがうまく訳ではない。
やはり導線づくりが大事ですよね。
 
そうです。あくまでもSNS は広告ですから、無料のね。
単にSNS だけをやっただけで
売上が上がるわけではないし、
集客が増えるわけでもない。
ちゃんと導線を組まないと、それは無理ですよ。
 
 
――現在は特に採用も営業も
意識しないでSNSを使っているとなると、
ご自身が投稿する内容については、
どう考えているのですか?
 
会社の事業目的が
『大切な人を大切に出来る場所を創る』なので、
自然と僕が大切な人といる時間をアップすることが多いですね。
自分の家族もまともに守れなくて、
人の家族の心配なんて
ちゃんちゃらおかしいじゃないですか。
そういう投稿を通じて、間接的に
うちの想いが伝わっているといいのかなと。
 
 
――結果的に、お人柄も伝わってますしね。
 
ハハハ! いや〜人柄はクソですよ、僕。
 
 

 
 
――そんな布袋尊のような笑顔で(笑)
多分そこに厚い信頼があって。
だから商品のことにはあまり触れていないのに
お仕事にもつながっているんじゃないかなと思いますけどね。
 
どうなんですかね? わかんないです。
僕は普通に、ありのままにやっているだけですね。
普通ですよ。至って普通のおっさんです(笑)。
 
 
――社員の方とのコミュニケーションに
関してはどうですか?
他では「社長とはあまり話したことがない」
「社長の考えはよく知らない」
という声もよく聞きますが、
深沢さんが発信されている言葉を見ると、
私が御社の社員だったら
「うちの社長ってこんなことと考えてるんだよ」
としっかり語れるなと思って。
 
どうなんですかね。
僕は社員と話をするときは、
基本的に1対1で話すことが多いかもしれない。
 
 
――それはリーダー層とですか?
 
リーダーに限らず、優先順位としては
顔を見て「ちょっと何かあったのかな」
と感じたスタッフと
サシで飯を食いに行きます。
 
 
――そうやって話をしていると
ポロポロとそういった
悩みの種みたいなもの出てくるものですか?
 
出てくる人もいれば、出てこない人もいます。
特に女性はね。
それにこちらから悩みの内容を聞くことは、
基本的にしないです。
みんな大人だから。
無理に言わなくていいし、何も聞かない。
ただうまいもん食って、騒いでます。
もうほんと、ただそれだけです。
 
 
 
===


◆次回のインタビュー
人の役に立つ人生を生きてみよう

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フジプレコン 株式会社様
有限会社 深澤製餡所

 
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